Philoarts フィロアーツ 

藝術と日常の物語

地球環境

切られた木

近くの環状八号線沿いの街路樹が無残にも切られていた。 あまりの悲しさに、その場で茫然と立ちすくんでしまった。 まるで木の無残な切り口から血が滴り落ち、木の叫びが聞こえてくるようだった。 切られた木 70年ずっとこの地で育った方とお話をさせていた…

サステナ塾は、持続可能な世界へのシフトを目指す

私がまだ、小さかった頃、各家の前に木製かコンクリート製の小さなごみ箱があって、母に頼まれて、週2回のゴミ清掃車の来る朝、小さなゴミ袋に入ったごみを、そのごみ箱に入れに行ったことを覚えている。今のごみの量のおそらく5分の1程度か、それ以下かも…

国連「1.5℃特別報告書」の警告

長いゴールデンウィーク、横浜の実家に戻ると、庭の蜜柑の樹に白い蕾がたくさん、たくさん顔を出していた。 この蕾が開き、白い美しい花が蜜蜂を惹きつけ、蜜蜂の力を借りて受粉をして、冬にはおいしい蜜柑の実を実らせてくれる。 この奇跡的な自然の営みを…

東京は100年前の鹿児島の気温になった

とにかく今年の夏は暑い。それは日本に限ったことでなく、ヨーロッパもアフリカからの熱波で、スペインやポルトガルでは48度を超えるような異常気象に見舞われている。 熱波によってヨーロッパ全域の農家が干ばつの被害を受け、ドイツでも莫大な損害が見込ま…